栽培初年度(令和元年)の栽培履歴

平成31年3月3日
田起こし
前年まで数年間休耕田だった松川町部奈の田んぼを、10年契約で借りることにし、初めての田起こしをしました。トラクターと田植え機は地主さんから購入しました。

 休耕中は農薬や肥料は使われていませんでした。地主さんが草刈りをこまめにされていたため荒地になっておらずありがたかったです。

4月26日
もみ播き
前年は隣町の飯島町で田んぼを借りて無農薬・無肥料で「風さやか」を栽培しました。その田んぼは家からの距離がかなり遠かったため一年でお返ししましたが、そこで自家採取した種もみを全量使用しました。

 手動のもみ播き機で、苗箱に一枚一枚もみ播きをしました。
 10日前に塩水選をして水の中に浸漬しておいた種もみを、苗箱1枚に乾籾換算90g位播きました。
 床土入れも覆土かけも手作業でおこないました。

4月26日
苗代づくり
もみ播きをした苗箱を苗代に並べ、水をたっぷりと含ませてから保温・保湿用のカバーをかけました。

令和元年6月3日
本代かき
荒代かきをしてから10日後、本代かきをしました。
冬に雪がほとんど降らなかったこともあり用水路に水が少なくて苦労しました。
なかなかトラクターを使いこなせなくて凸凹な仕上がりになってしまいました。

6月7日
苗の移動
家の近くの苗代で育苗した苗を、7㎞位離れた部奈の田んぼに移動しました。

6月8日
田植え
田植え機で田植えをしました。
水が少なくて、代かきで土を充分に柔らかく練れてなかったため、田植え機の車輪の跡が盛り上がってしまいました。

苗が小さかったので水没しているものもありました。
雑草対策では深水にした方が良いということなのですが、あまり水を入れられない状態でした。
水が少なくて、こんな状態が3日位続いた時もありました。

7月中旬
元気に生育
いろいろと心配ごとが多い状況の中、苗は元気に生育していきました。

6月中旬~8月上旬
除草作業
田植えの10日後に手押しの除草機で除草しました。
7月になるとヒエが沢山生えてきました。
7月上旬、下旬、8月上旬と3回手で抜き取りました。

今ではあまり見なくなったレトロな手押しの除草機が大活躍でした。
抜き取ったヒエは軽トラに山積み2杯ありました。

8月8日
出穂
この日、穂が出始めました。

日に日に穂が増えていきました。

株の分けつも段々すすみ、茎の本数が増えていきました。

9月中旬
登熟(とうじゅく)
段々に黄金色に色づき、穂が垂れていきました。

一株の茎の本数は場所によりばらつきが大きく、少ない株は15本位から多い株は60本位に分けつしました。 

10月5日
稲刈り
コンバインを持っている近所の方に刈っていただきました。

11月下旬
藁(わら)の持ち出し
稲刈りをしたあとに田んぼ全体に広がっている藁を田んぼの外に持ち出しました。藁を持ち出したあとは、耕起しないで春の田起こしまでそのままにしておきました。