4月の田んぼのしごと

4月の後半、田んぼのしごとが一気にすすみました。
この間まで寒かったのに、信州の春はどこへ行ってしまったのかという感じです。

4月17日、昨年秋に自家採取した種もみを真水で選別し水に浸けました。今年も薬剤やお湯による種子消毒はしていません。
4月1日~28日、苗代づくりをしました。昨年まではこの隣りの田んぼに苗代を作っていましたが、今年から場所を変えたため苗代として使える状態になるまでに時間がかかりました。トラクターで起こさずに、稲の切り株を刈り払い機で刈ってから生えていた草を取ったり、凹凸のあるところをクワやレーキで平らにしたりと1回の作業時間は短かったのですが日数がかかってしまいました。この場所には田植えはせず、苗代専用の場所にしていく予定です。
4月20日、田起こしをしました。田んぼ全面にスズメノテッポーが生えていました。田起こしをするといつもカラスがやってきます。土の中にいたカエルや虫たちが外に出され、カラスにとって絶好の食事の場所のようです。
1回目の田起こしが終わったところ。今年は同じ日に続けて2回田起こしをしました。
4月28日、モミ播きをしました。予定では前日に種モミを水から揚げる計画でしたが、今年は気温が高い日が多く水温も高かったせいか早く根が伸びだしてしまい、3日も早く水から揚げて乾かしておきました。うまくモミ播きができるか心配しましたが順調に播くことができました。今年も苗箱に入れる土にも肥料や農薬は一切使用していません。
4月29日、苗代に苗箱を並べました。土の面が少し低いところがあり、低い所には土を入れながら苗箱を置いていきました。
苗箱を全部並べてから保温保湿用のシートを掛けました。強い風でもシートが剥がれないようにシートの外側も支柱で保護しました。昨年まではシートを土で留めていましたが、今年は水を入れたペットボトルで留めてみました。作業性が良くシートの裾も汚れないので良かったのですが、強風の時に大丈夫かちょっと心配はあります。

営業時間変更のお知らせ

4月4日(木)より、人と農の交差店いなほ の店舗の営業時間を変更させていただきます。
営業曜日は変わりなく 毎週 木・金・土曜日ですが、営業時間が 15:00~19:00 になります。
その他の曜日と時間は不定期営業です。
無施肥無農薬の農業を始めて8回目の春。
田んぼや畑のしごとが本格的に始まります。
今年はどんな新しい発見や出会いがあるかとても楽しみです。

脱芒(だつぼう)

今日(3/25)は、種モミの脱芒作業をしました。
毎年、お米づくりの最初の作業がこの脱芒作業です。
種モミにはヒゲのようなもの(芒/のぎ)が付いていますが、苗箱に種モミを播くときに、この芒が付いていると均一に播きにくいので、芒を取って播きやすくする作業です。
伊那市で無農薬のお米作りをしている方のお宅で脱芒機お借りして、毎年今頃この作業をしています。
筒の中で種モミがぐるぐると回り、種モミ同士が擦れ合うことにより芒が取れる仕組みの機械です。
脱芒作業が終わり、今年もいよいよお米作りが本格的に始まります。

箕輪町で無肥料無農薬のお米作りをしている方と一緒に作業しました。
種モミに付いているこのヒゲのようなものが芒です。

イベント出店のお知らせ

3月31日(日)に松川町のあらい商店街で開催される「暮らしと食の縁日」に出店します。
松川町の美味しい食べものと自然素材を使ったものづくりが体験できる春の縁日です。
人と農の交差店いなほ は、自家栽培の無農薬米でつくった甘酒を出品します。
メイン会場は、まつかわすたいるプラザ「ぷらっと」、雨天でも開催されます。
春のひと時をぜひあらい商店街でお過ごしください。

保育園で味噌づくり

今日(2/28)は、町内の保育園で味噌づくりのワークショップが開催されました。
町内で自然体験活動の企画や運営をされている方からお声をかけていただき、講師をさせていただきました。
講師といっても自分の方がいろいろと学ばせていただいた一日でした。
園児たちのキラキラとした笑顔に元気をもらい、そして日ごろからこのような活動をされている方々には頭が下がる思いでした。
どうか美味しい味噌に仕上がりますように。

味噌づくり教室開催

2月22日、23日の2日間、味噌づくり教室を開催しました。
いなほ農園の無施肥無農薬米でつくった米糀と有機栽培の大豆に自然塩を使用。
冬から春、夏、秋と一年間じっくりと熟成して美味しい味噌に仕上がります。

冬から春へ

柿の剪定が終わった
庭の福寿草が満開になった
もう冬も終わりだな
毎年この時期、柿と福寿草に、気持ちを冬モードから春モードに切り替えてもらっている
そろそろ田んぼの仕事を始めようかな

今年も頑張ろう

一年の始まりはやっぱりこの景色
山があって、田んぼがあって、空があって
今年はどんな恵みを与えてくれるのだろう

いなほ農園の田んぼの近くの景色です。

干し柿の販売と年内の営業のお知らせ

干柿の販売を開始しました。
農薬や肥料を使用しないで栽培した柿を、硫黄燻蒸せずに自然乾燥させた干し柿です。
甘みがしっかりとして柔らかく仕上がっています。
お正月のお茶うけにもぜひどうぞ。
1袋(11個入り) 850円(税込)

◎人と農の交差店いなほの営業日は、木・金・土曜日 14:00~18:30 です。
年内は、30日(土)まで営業いたします。

光風にのって

2023年も、もう12月
今年は新たな出会いがたくさんあった年でした。
自分が育てた米で日本酒をつくりたい、そんな願いが実現し5月に「光風」が誕生しました。
同じ町内で有機栽培の米作りに取り組んでいる方が栽培した、農薬・肥料不使用のお米と50%ずつ使い、地元の酒蔵に仕込んでいただきました。
日本酒は、お祭りごとやお祝い事、出会いや旅立ちのとき、人生のいろんな場面でいつも登場します。
人や自然に優しい永続可能な農業を広めていきたい、そんな思いも一緒に仕込んだ「光風」が、新たな出会いをいっぱい運んできてくれました。

農薬・肥料不使用の普段ご飯として食べている品種のお米を全量使用(ササニシキ50%、コシヒカリ50%)、 お米の旨味をまるごと生かすため精米歩合は90%、副原料は一切使用しない純米無濾過原酒です。