穂が増えてきました

風さやかとササニシキの穂が段々増えてきました。
昨年の穂の出始めは8月8日でしたが、今年は8月4日。
田植えが昨年よりも1週間早かったこともあり、今年の方が生長が少し早いような気がします。
今年作付けした3品種の内、朝日はまだ穂が出ていません。
朝日は昨年から作り始めた品種ですが、晩生の品種で穂が出るのは8月下旬位です。
品種によって育ち方が違いますが、稲たちが元気に育っている姿を見ると自分も元気が出てきます。
稲刈は、品種によって10月上旬から11月中旬の予定です。

風さやかの田んぼです。今年もクログアイという雑草が田んぼ全面に生えていますが、昨年よりも稲の勢いがあるような気がします。

アイガモンが大活躍

今年もクログアイが大発生した田んぼでアイガモンが大活躍。
クログアイはイ草のような草で、球根があり地下茎でどんどん増える田んぼの最強雑草。5枚ある田んぼの中で2枚の田んぼで、3年前から田んぼ全面に生えています。
手で抜いても球根はなかなか取れず、すぐにまた再生し地下茎で増えていきます。
そこでアイガモンの登場です。
刈仮払い機の刃を田んぼ用の刃に変えて、稲を傷めないようにカバーをつけてクログアイを刈っていきます。
刈っても1週間もすれば、また元の状態に戻ってしまうのですが、この作業を何回か繰り返しています。
すごく困った状態ではありますが、クログアイが発生するにはきっとその原因があると思うので、その原因が無くなればクログアイが発生する必要が無くなり自然に生えなくなるのではないかと期待しています。
7年前にいなほ農園でお米を作りだす前は、農薬や肥料を毎年使っていた田んぼなので、その田んぼを完全に綺麗な土にする働きをしてくれているのだと思います。
クログアイの生えている量は昨年と同じくらいですが、稲の勢いは昨年よりも良く収量も昨年より増えそうな感じです。
今日もアイガモンを持って田んぼに行ってきます。

形が合鴨にちょっと似てるかな?
アイガモンが通ると風通しが良くなります。

田んぼの草取り

クログアイという草とホタルイという草が生え始めた田んぼの草取りをしています。
クログアイは球根と地下茎で増え、ホタルイは種で増えます。
どちらも葉や枝が無いイ草のような草です。
あまり増えてしまうと稲の生長にも影響しますので、まだ少ないうちに取っています。
この草も、この田んぼにとって何か役割があると思うので、できるだけこの草にも感謝するような気持ちで取っています。
といっても、なかなかそんな気持ちで草を取るのは難しいですが(笑)

只今田車で除草中

田植えから2週間ほどたち、稲の苗が生き生きしてきました。
田んぼの中には草も伸び始めています。
1週間前に1回目の田車除草をして現在2回目の除草中です。
草も何か役割があって生えてくると思いますが、稲の生長を邪魔しない程度に生えてくれるといいな、と思いながら除草しています。

レトロな田車が今年も大活躍です。

家族で田植え

5月31日と6月1日、田植えをしました。
今年も家族で田植え。
無農薬・無肥料のお米作りを始めて今年で7年目と8年目の田んぼです。
秋の収穫が楽しみです。

代かき開始

昨日、家の近くの田んぼの代かきをしました。
代かきは2回しますが、今回は1回目の荒代かきです。
この時期にしてはかなり暑い気温33℃、黄砂もある中での代かきでした。
1週間後に2回目の代かき、本代かきをします。
今週の日曜日には家から遠いところにある田んぼの代かきをする予定です。
代かきの時にはお米作りの中で一番多くの水を使います。
毎年代かきが無事できることに感謝、水のありがたさを改めて強く感じます。

ここの田んぼは3枚で合計1反2畝(約360坪) 朝日とササニシキを栽培します。

苗代のシートを外しました

5月13日、苗代のシートを外しました。
苗の生長と気温の上昇に合わせてシートの裾を上げたりして、シートの中の温度が上がり過ぎないように調整してきましたが、モミ播きから23日目にシートを完全に外しました。
これから苗たちは、太陽の陽をいっぱい浴びて力強く育っていきます。

朝日、ササニシキ、風さやかの苗を作っていますが、生長の仕方にそれぞれ特徴があります。
5月10日からは、シートの両裾を上げました。
4月20日のモミ播きから10日目の4月30日からは、シートの両側を開けました。

果物 花盛り

いなほ農園のミニ果樹園の果物の花がきれいに咲いています。
この果樹園の果物は、苗木は市販の苗木ですが、植えてからは1回も農薬や肥料を使用していませんが元気に育ってくれています。
小さな果樹園の実験的な栽培ですが、「自家用に1本でも2本でも果物を育ててみようかな」という人が増えればいいなと思います。

ブルーベリーの花です。毎年たくさんの実を付けてくれます。鳥たちにもけっこう食べられますが、害虫も食べてくれているだろうから、そのお礼です。
グミの花です。植えてから4年目です。今年は実を付けてくれるかな。
アルプス乙女の花です。2年前からたくさんのりんごが実るようになりました。

モミ播き、苗箱ならべ

4月19日と20日、稲のモミ播きをして苗箱を苗代に並べました。
種モミの力をできる限り生かせるように、自家採取の種モミを使い苗箱の土にも苗代の土にも肥料や農薬を一切使わない苗作りをしています。
今年も家族で楽しく作業ができました。

まずは床土入れ。3㎏の無肥料の土を苗箱に入れ手で平らにしました。
苗箱1枚あたりに、だいたい140g位の催芽モミを播きました。
種モミを播いた苗箱に1㎏の無肥料の土で覆土しました。
苗代に苗箱を並べました。
トンネル支柱を立てシートをかぶせます。水の入ったペットボトルはシートを押える重しです。
シートを掛けた上から更にトンネル支柱で押えます。これで強風が吹いても大丈夫です。この後、水深2㎝位の水を入れて完成です。

種モミの選別・浸漬

4月9日、稲の種モミの選別をしました。
今年も、塩水ではなく真水での選別です。
薬剤による種子消毒や温湯消毒もしません。
お米作りを始めて2年目までは塩水選をしておりましたが、濃度の濃い塩水に種モミを入れるのが可哀そうな気がして3年目からは真水で選別しています。
自然界で種モミが塩水に浸かることはないし、真水で選別した方が自分自身も気持ちが良くてそうしています。
水に浮いたモミをすくい取って、沈んだモミを種として使います。
選別した種モミは品種ごとにネットに入れて水に浸けます。
水は塩素消毒されていない水を使用します。
種もみは、モミ播きをする4月19日の前日まで水の中で過ごします。

種もみを真水に入れて浮いたモミをすくい出します。
朝日、ササニシキ、風さやか の3品種を真水選しました。
催芽を促すために、1~2日ごとに水を換えながら4月18日まで浸漬します。