モミ播きと苗代作り

昨日、お米のモミ播きと苗代づくりをしました。
午前中は、10日程前から芽出しを促すために水に漬けておいた種モミを苗箱に播き、午後から苗代に並べました。
無肥料無農薬で育ったお米を種に使い、苗箱の土も無肥料無農薬、苗代の土も無肥料無農薬、田植えをする田んぼも無肥料無農薬。
きっと今年も元気に育ってくれると思います。

100枚の苗箱に手作業でモミ播きをしました。6月上旬に、3反2畝の田んぼに田植えをします。
苗代に苗箱を並べました。
保温・保湿用のシートをかけました。4~5日位で芽が出揃う予定です。

野菜の苗、段々大きくなってきました

畑に苗床を作り、種を直接播きトンネルハウスで育苗しています。
この畑は無施肥・無農薬の栽培を始めて4年目。
年々、苗の元気さが増しているような気がします。

キャベツの苗です。5月上旬に移植する予定です。

塩水選と荒代かきをしました

昨日は午前中は塩水選、午後は荒代かきをしました。
昨年から松川町の部奈地域で休耕田を借りて無施肥無農薬のお米作りを始めましたが、水不足のため代かきが十分にできず水持ちが悪くて苦労した田んぼがありました。
その田んぼ(9畝と7畝の2枚)について、今年はまだ水が比較的多いこの時期に荒代かきをしました。

塩水選は昨年と同じように、比重1.13の塩水に自家採取の種モミを入れて、浮いた種モミをすくい取りました。
この浮いた種もみは、発芽しなかったり病気になったりする可能性が高いということですが、無施肥無農薬の種モミでもそうなのか試してみたいと思い、今年はあえて浮いた種モミも一部播いてみようと思います。

塩水選のあとは、すぐに水に漬けました。
一般的には、この段階で種モミに殺菌剤等の農薬を使ったり、無農薬の場合には60℃のお湯で殺菌するのですが、今年もなにもしないですぐに水に漬けました。
今月の28日に水から引き揚げ、29日に苗箱に播いて田んぼに並べる予定です。


前日に雨が降ったのですが一部乾いているところがありました。水の多い所から縦方向と横方向に代かきをしました。乾いているところも段々に湿って来て無事荒代かきが完了しました。
「風さやか」16㎏と「コシヒカリ」2㎏の種モミの塩水選をしました。

芽出しを促すため10日間ほど水に漬けます。29日に苗箱に播いて田んぼに並べます。

草花に癒される

この花は何という名前の花だろうか。
見ているだけで気持ちが癒される。
庭の片隅や、野原で毎年この時期に良く見かけていた。
見かけていたけど、じっくり見たことがなかった。
こんなに可愛くて綺麗な花だったんだと今年初めて気づいた。
なんてもったいないことをしてきたんだろう。
きっとまだ沢山そんな草花があると思う。
これからは、今まで見過ごしてしまった草花の美しさを再発見していきたい。

苗代の準備

今月の5日から苗代の準備を始めています。
3年前から家の近くの畑の一角を苗代にしておりますが、まず草を刈って管理機で耕起し、水を入れてレーキで均しました。
トラクターを使えば楽なのですが、苗代についてはあえてトラクターを使わないで作業してみようと思い、昨年からトラクターを使わずに苗代を作っております。
今月の29日に、モミ播きをした苗箱をこの苗代に並べる予定です。
土の上に直接苗箱を置くことにより、苗が育つエネルギーを土からもらえるような気がします。

4月5日、畑の一角の苗代用の田んぼに生えた草を仮払い機で根から刈り取り外に出しました。
草を刈り取ったあと、管理機で耕起しました。
4月12日、苗代に水を入れて全体を荒く均しました。この作業を何回か繰り返しできるだけ平らにしていきます。



野菜の苗作り

3月の下旬から無施肥無農薬で野菜の苗作りをしています。
人参など苗を作らずに直播きする野菜もありますが、キャベツ、レタス、ナスなどはトンネルハウスの中で育苗しています。
昨年は、育苗用のポットに種を播いたものと、ポットを使わず畑に作った苗床に直接種を播く2通りの方法で育苗しましたが、ポットを使わない方が生育が良かったので、今年は全て苗床に直接種を播く方法で育苗しています。
今年はどんな生育をしてくれるか、どんな実を付けてくれるか今から楽しみです。

芽が出てきました。草も出てきています。もう少ししたら苗の生育を妨げられないように草取りをします。

脱芒しました

今年栽培する「風さやか」の種モミの脱芒(だつぼう)作業をしました。
モミには、芒(のぎ)というヒゲのようなものがついているのですが、芒が付いていると苗箱に種モミを播くときに絡まって播きにくいので、脱芒機を使って取る作業です。
箕輪町で無施肥無農薬でお米作りをしている方と一緒に、伊那市で30年以上無農薬無化学肥料のお米作りをしている方のお宅に行き、脱芒機をお借りして作業しました。
1週間前に田んぼを起こし、種モミの脱芒も完了し、いよいよ今年のお米作りが本格的にスタートしました。

種モミについている芒というヒゲのようなものを脱芒機で取り除きました。芒を取った種モミはすっきりして気持ち良さそうでした。

田起こしをしました

今日、いなほ農園の田んぼの田起こしをしました。
昨年10月に収穫したあと、刈り取った稲わらを田んぼから全部出して、そのまま耕起をしないで春を待っていました。
今日はちょっと曇っていましたが、温かい春風に吹かれながら無事田起こしを終えることができました。

松川町の部奈という地域にあるいなほ農園の田んぼ。左の前の方に見える白い看板のところは縄文時代の遺跡です。今日は部奈にある4枚の田んぼの田起こしをしました。



梅とアルプスと実験圃場

満開の小梅の向こうに見える中央アルプス。
いなほ農園の部奈の畑から見える景色です。
この景色を見ると、気持ちが癒されて元気が湧いてくるような気がします。

この場所には畑が2枚と田んぼが1枚。
農薬や肥料を一切使わないということは一番の基本ですが、それに加えて、トラクターや田植え機などの機械やビニールマルチなどの資材に頼らない栽培にチャレンジしている いなほ農園の実験圃場です。
昨年の経験をふまえ、今年は一歩でも目標に近づけるように頑張りたいです。

道路のこちら側に約4aの畑が2枚と、約4aの田んぼが1枚あります。梅の老木越しに見える中央アルプスの景色がとてもきれいです。
昨年はこの田んぼで、種もみを直接田んぼに播く直播栽培にチャレンジしました。結果は田んぼ全面にヒエが生えてしまい、稲はほとんど生育しませんでした。今年はその失敗経験をもとにちょっと違う直播栽培にチャレンジする予定です。

冬の田んぼ

いなほ農園の田んぼ越しに見える中央アルプス。
アルプスには雪が良く似合う。
でも今年はいつもの年より雪が少ないような気がする。
田んぼにも雪が全然ない。
というか、今年はまだ一度も田んぼが白くなっていない。
水が心配だな。
と、ついつい心配してしまう。
だけど、もしかしたらこのような年があることも、また必要があるのかもしれない。
自然に順応した生育。
きっと、今年も美味しいお米を元気に実らせてくれるだろう。