みどり豆で味噌づくり

昨年の秋に収穫した 岩手みどり豆 で味噌づくりをしました。
昨年初めて岩手みどり豆で味噌を仕込んだのですが、その味がとても良かたので今年はこの大豆の味噌を一番多く作ることにしました。
一年後にどんな味噌に仕上がるかとても楽しみです。

きれいな緑色の大豆です。昨年の秋、無施肥無農薬栽培4年目の畑で収穫しました。
10㎏の味噌を仕込みましたが、みどり豆は3㎏使いました。
16時間位水に漬けたみどり豆を鍋で煮ました。焦げないように弱めの火力で煮たため、ちょうど良い柔らかさになるまでに12時間以上もかかってしまいました。
煮上がったみどり豆をビニール袋に入れてペースト状になるまで潰しました。専用の道具があると潰すのに便利ですが、手で潰すのもなかなか楽しいです。
米糀と塩をビニール袋の中で混ぜました。米糀は いなほ農園の無施肥無農薬の米を糀にしたものです。
米糀は1.8㎏、塩は1.2㎏使用しました。
ペースト状に潰したみどり豆と米糀と塩を 大きなボールの中で良く混ぜ合わせてから、瓶の中に詰めていきました。空気が入らないように団子状にして投げ入れるように詰めました。
10㎏の生地がちょうど満杯に入りました。
生地の表面を不織布で覆いました。生地が充分に冷めてから瓶の上をラップで覆い、その上から新聞紙で蓋をして完成です。一年間涼しい所に置いておきます。途中で蓋を開けたり生地を混ぜたりすることはせず、一年かけてじっくりと熟成して美味しい味噌に仕上がります。

柿の剪定

昨年から増えた畑に4本の渋柿と2本の甘柿の木があり、息子と一緒にその木の剪定をしました。
剪定はいつも息子に任せっきりでしたが、今年は自分もチャレンジしてみようと思い息子に教わりながら剪定しました。
やってみると意外と面白く、どのように剪定すれば柿が喜ぶんだろうか、そんなことを考えながら枝を切りました。

冬らしい冬

今年の冬は寒い。
今朝も-8℃。
最近は暖冬で氷もあまり張らなかったし、雪も降らなかった。
それがどうしたことか、この冬は。
でも、よく考えてみれば、これがこの地域の本来の冬だ。
冬らしい冬の向こうには、何か良いことが待っているのかもしれない。

いなほ農園の田んぼの近くにある大堤。何年かぶりに厚い氷に覆われています。

手づくり味噌の蔵出し

昨年の1月に仕込んだ味噌の蔵出しをしました。
毎年味噌を仕込んでいますが、昨年は黒大豆とみどり豆と信濃鞍掛大豆でも仕込んでみました。
まずは信濃鞍掛大豆味噌の蔵出し。
緑と黒2色の、ひたし豆にすると美味しい大豆で、無施肥無農薬4年目の畑で栽培した大豆です。
美味しい味噌に仕上がるかちょっと不安もありましたが、食べてみて一安心。
家族で “初 信濃鞍掛大味噌汁” を美味しくいただきました。
来月には黒大豆味噌とみどり豆味噌の蔵出しをします。
どんな味に仕上がっているかとても楽しみです。

人と農の交差店 いなほ では、現在飲食営業を自粛中ですが、この味噌で作った味噌汁を飲んでいただける日が一日も早く来るといいなと思います。

長野県信州新町の在来種で、馬に鞍が乗っているように見える模様からこの名前がついたようです。別名 パンダ豆とも言われています。

一年の終わりも この景色

今日で2020年が完結。
最後にやっぱりこの景色が見たくなって田んぼまでやってきた。
いろいろなことがあったこの一年。
この景色に励まされた。
来年も、この景色に負けないような美しい農業を少しでも広めていけるよう頑張りたい。

冬のお菓子 といえば “干し柿”

今年は、柿を干していた時期に雨の日が少なく、久しぶりに美味しい干し柿ができました。
昨年も一昨年も干す時期に雨の日が多く、柿の乾きが悪くカビたものも多くなってしまったのですが、今年は良い具合に乾ききれいに白くなりました。
硫黄くん蒸をしていないので天候に左右されることが多く、仕上がりの色も黒っぽくなりますが、くん蒸したものとは一味違います。
いつも天候に恵まれるとは限らないので、どんな天候でも美味しい干し柿に仕上げられるような技術を身につけていきたいと思います。
もちろん、農薬も肥料もくん蒸も無しで。

人と農の交差店 いなほ で販売中です。1パック8個入りで540円(税込)です。
寺田本家の無農薬米の酒粕も販売中です。

稲わら をどうしようか

稲刈りの後に田んぼに残った稲わら。
この稲わらをどうすることが一番良いのか。
細かく刻んで田んぼの土の中にすき込むのが一般的だが。
しかし稲わらは分解が遅く、大量に田んぼの中に入れるのはやめた方が良さそうだ。
だけど、田んぼの外に出すのも一苦労だ。

稲わらの分解不足により雑草が増えるとも言われている。
秋に田んぼの中にすき込むためには、トラクターが必要だ。
トラクターを動かすためには化石燃料が必要だ。
そしてできるだけ早く分解させるために薬剤を使用したり、鶏糞などを播いたりすることが一般的だ。

除草剤を使わずに雑草を抑え、化石燃料の使用もできる限り減らし、労力もできる限りかけないためには稲わらをどうすることが一番良いのか。
「農薬も肥料も一切使わずに米作りをするには、こうすればいいんですよ。」
と、自信を持って言えるようになるためにも、この “稲わら問題” の答えをできる限り早く出したいと思っている。 

田んぼ一面に広がっている稲わらを手で集めて、軽トラに載せて田んぼの外に移動しています。せっかく外に出すのであれば、何かに有効利用できればいいのだけれど。とりあえず近くの畑の隅に積んでおきます。
来年はどうしようか、と考えながら稲わら集めをしています。

いなほ農園の新しい畑

今年の春から栽培を始めた、いなほ農園の新しい畑です。
家から近く、景色も最高。
今年は大豆、じゃがいも、葉物などを無施肥・無農薬で栽培しました。
来年からは、この畑で栽培する野菜を段々増やしていきます。

畑にある物置小屋の屋根の上から撮った写真です。前方には南アルプスが見えます。広さは約500坪です。右前方にある墓地には我が家のお墓もあります。先祖様も応援してくれているようで何となく心強いです。

秋のじゃがいも掘り

今年2回目のじゃがいもの収穫をしました。
1回目の夏の収穫は、何かの動物に沢山食べられてしまい残念でしたが、今回は食べられることもなく収穫できてほっとしています。
アンデスレッド、デジマ、ニシユタカの3種類。
どれも特徴があって美味しいです。

この穴は何?

畑で見つけた穴。
幅が10㎝位の穴が数個ある。
腕を入れると奥まで入っていく。
たぶん動物が掘った穴だとは思うが。
いったいどんな動物が何のために掘ったのか。
その正体を突き止めたいところではあるが、まあ、その動物と野菜たちが畑で共存できればいいか。