7年目のリンゴ

7年前に植えた無農薬無肥料のふじリンゴに初めて実がつきました。
花が咲かなかったり咲いても実が付かなかったりで6年が過ぎ、7年目の今年初めて実が2つつきました。
頑張ってくれてありがとう、思わずそんな言葉が出ました。
実りの秋までしっかりと見守っていきます。

元気に育っています

稲が元気に生育しています。
今年は苗がだいぶ小さくて心配しましたが、そんな心配は必要なかったようで、日に日に生き生きとしてきています。

今年は初めて「朝日」という品種のお米も栽培しています。朝日は古くからある品種改良されていない品種です。朝日の種をつないでいこうと取り組まれている方から譲っていただいた種籾から苗をつくり6月8日に植えました。朝日も農薬や肥料を全く使用しないで栽培しています。
6月15日に1回目の除草をしました。今年もレトロな除草機が大活躍です。

4月の田んぼのしごと

4月の後半、田んぼのしごとが一気にすすみました。
この間まで寒かったのに、信州の春はどこへ行ってしまったのかという感じです。

4月17日、昨年秋に自家採取した種もみを真水で選別し水に浸けました。今年も薬剤やお湯による種子消毒はしていません。
4月1日~28日、苗代づくりをしました。昨年まではこの隣りの田んぼに苗代を作っていましたが、今年から場所を変えたため苗代として使える状態になるまでに時間がかかりました。トラクターで起こさずに、稲の切り株を刈り払い機で刈ってから生えていた草を取ったり、凹凸のあるところをクワやレーキで平らにしたりと1回の作業時間は短かったのですが日数がかかってしまいました。この場所には田植えはせず、苗代専用の場所にしていく予定です。
4月20日、田起こしをしました。田んぼ全面にスズメノテッポーが生えていました。田起こしをするといつもカラスがやってきます。土の中にいたカエルや虫たちが外に出され、カラスにとって絶好の食事の場所のようです。
1回目の田起こしが終わったところ。今年は同じ日に続けて2回田起こしをしました。
4月28日、モミ播きをしました。予定では前日に種モミを水から揚げる計画でしたが、今年は気温が高い日が多く水温も高かったせいか早く根が伸びだしてしまい、3日も早く水から揚げて乾かしておきました。うまくモミ播きができるか心配しましたが順調に播くことができました。今年も苗箱に入れる土にも肥料や農薬は一切使用していません。
4月29日、苗代に苗箱を並べました。土の面が少し低いところがあり、低い所には土を入れながら苗箱を置いていきました。
苗箱を全部並べてから保温保湿用のシートを掛けました。強い風でもシートが剥がれないようにシートの外側も支柱で保護しました。昨年まではシートを土で留めていましたが、今年は水を入れたペットボトルで留めてみました。作業性が良くシートの裾も汚れないので良かったのですが、強風の時に大丈夫かちょっと心配はあります。

脱芒(だつぼう)

今日(3/25)は、種モミの脱芒作業をしました。
毎年、お米づくりの最初の作業がこの脱芒作業です。
種モミにはヒゲのようなもの(芒/のぎ)が付いていますが、苗箱に種モミを播くときに、この芒が付いていると均一に播きにくいので、芒を取って播きやすくする作業です。
伊那市で無農薬のお米作りをしている方のお宅で脱芒機お借りして、毎年今頃この作業をしています。
筒の中で種モミがぐるぐると回り、種モミ同士が擦れ合うことにより芒が取れる仕組みの機械です。
脱芒作業が終わり、今年もいよいよお米作りが本格的に始まります。

箕輪町で無肥料無農薬のお米作りをしている方と一緒に作業しました。
種モミに付いているこのヒゲのようなものが芒です。

稲刈をしました

10月7,8,12,13日の4日間、稲刈りをしました。
家の近くの田んぼはササニシキ、少し離れたところの田んぼは風さやかを作っています。
ササニシキの田んぼは、無施肥無農薬の栽培を始めて7年目、風さやかは5年目です。
家族でお米作りができる幸せを、稲刈の時期にいつも感じています。

アルプス乙女が実りました

6年前に植えたアルプス乙女
苗木はホームセンターから買ってきたのですが、植えてからは農薬や肥料を全く使わずに育てました。
植えてから3年目から数個実が付きだし、今年は50個位実りました。

アルプス乙女の向こうの田んぼでは、10月7日、8日に稲刈りをしました。

いよいよ実りの秋

まだまだ暑い日が続いていますが、朝夕はだいぶ涼しくなりやっと秋がすぐそこに来ているという感じです。
いなほの田んぼの稲刈りは、10月の中旬ごろにする予定です。
秋風や朝夕の涼しい空気の中で登熟がすすみ、さらに美味しくなっていくと思い、毎年10~11月に稲刈りをしています。
今年はクログアイという草が多く生えてしまいました。
クログアイは球根で増える草で、生命力が強く無農薬では減らすのが難しいと言われています。
かなり困った草ではありますが、もしかしたら、長い目で見れば田んぼや稲にとって何か良い働きをしていてくれるのかもしれません。
困った、なんとか退治しなければと考えるのではなく、クログアイが生えてこなくても良いような田んぼにしていくにはどうしたら良いかと考えていきたいと思います。
草は敵ではなく、仲間だと考えたいと思います。

緑色っぽいところはクログアイが特に多いところです。ここはクログアイの勢いに押されてか、稲の穂の数が少ないです。

この田んぼは家の近くの田んぼです。ここはクログアイがほとんど無く、しっかりと穂が付いています。このお米は、いなほのオリジナル日本酒「光風」の原料としても使用するササニシキです。

りんごにいっぱい実がつきました

無農薬無肥料での果樹の実験栽培をしている いなほのミニ果樹園。
5年目の今年、アルプス乙女(小粒品種のりんご)にたくさんの実がつきました。
3年目から実が数個つきだし、今年初めてたくさんの実がつきました。
秋の収穫が楽しみです。
ブルーベリーもいっぱい実をつけています。

株間除草

田んぼの株間の除草をしました。
条間の除草は毎年手押しの除草機でするのですが、株と株の間の除草は、柄の長い鎌のようなものでしたり手で取ったりしていました。
今年はこの、かなりレトロな株間専用の除草機を使ってみました。
思ったよりも使いやすく、完全にではないですが草もだいぶ取れました。
昔の道具は優れものが多いです。

田植え真っ最中

6月4日に「風さやか」の田植えをして、5日にササニシキの田植えをしました。
これで完了、といきたいところなのですが、苗代にしていた田んぼの田植えが残っています。
この田んぼの田植えは10日にする予定です。
そして最後にもう1枚。
稲の多年草化栽培の実験田です。
昨年の秋に稲刈りをした切り株から、新しい茎が伸びてくるという栽培法の実験をしているのですが、結局全く伸びてきませんでした。
多年草化栽培のチャレンジは来年に持ち越しですが、ことしはその田んぼに手植えをすることにしました。
田起こしや代かきを1回もしていないので、土が硬くて手で植えるのは結構大変だと思いますが、頑張ってやってみます。

多年草化栽培の実験田。この通り全面「スズメノテッポウ」という草に覆われています。
本当にここに田植えができるのか、いや何としてもやるしかない・・