田起こしをしました

今日、いなほ農園の田んぼの田起こしをしました。
昨年10月に収穫したあと、刈り取った稲わらを田んぼから全部出して、そのまま耕起をしないで春を待っていました。
今日はちょっと曇っていましたが、温かい春風に吹かれながら無事田起こしを終えることができました。

松川町の部奈という地域にあるいなほ農園の田んぼ。左の前の方に見える白い看板のところは縄文時代の遺跡です。今日は部奈にある4枚の田んぼの田起こしをしました。



梅とアルプスと実験圃場

満開の小梅の向こうに見える中央アルプス。
いなほ農園の部奈の畑から見える景色です。
この景色を見ると、気持ちが癒されて元気が湧いてくるような気がします。

この場所には畑が2枚と田んぼが1枚。
農薬や肥料を一切使わないということは一番の基本ですが、それに加えて、トラクターや田植え機などの機械やビニールマルチなどの資材に頼らない栽培にチャレンジしている いなほ農園の実験圃場です。
昨年の経験をふまえ、今年は一歩でも目標に近づけるように頑張りたいです。

道路のこちら側に約4aの畑が2枚と、約4aの田んぼが1枚あります。梅の老木越しに見える中央アルプスの景色がとてもきれいです。
昨年はこの田んぼで、種もみを直接田んぼに播く直播栽培にチャレンジしました。結果は田んぼ全面にヒエが生えてしまい、稲はほとんど生育しませんでした。今年はその失敗経験をもとにちょっと違う直播栽培にチャレンジする予定です。

冬の田んぼ

いなほ農園の田んぼ越しに見える中央アルプス。
アルプスには雪が良く似合う。
でも今年はいつもの年より雪が少ないような気がする。
田んぼにも雪が全然ない。
というか、今年はまだ一度も田んぼが白くなっていない。
水が心配だな。
と、ついつい心配してしまう。
だけど、もしかしたらこのような年があることも、また必要があるのかもしれない。
自然に順応した生育。
きっと、今年も美味しいお米を元気に実らせてくれるだろう。

稲の切り株をどうしよう

稲わらは田んぼに入れ込んだ方が良いか、田んぼの外に持ち出した方が良いか。
田んぼでできたものは田んぼに返すのが自然のような気もするし、かといって土の中に入れ込むのは自然ではないような気もする。
では、土の中に入れ込まないで、土の上に置いたままにしておけば良いだろうか。
でもそれでは田植えをするのに支障がある。
・・ と、いろいろ考えたが、今年は稲わらを全部田んぼの外に持ち出した。

次に考えたのが切り株について。
土の上に出ている部分は刈っておいた方が分解が早いような気がする。
しかし、そこまでする必要はないような気もする。
・・ということで、4枚の田んぼの内1枚だけ仮払い機で刈ることにした。

稲わらや稲の切り株のこと以外にも、どうすることが最も自然なことなのかと考えることが多い米作り。
きっと、ちょうど良いところがあると思うので、そこにたどり着くまで試行錯誤しながら、そして楽しみながら米作りをしていこうと思う。

切り株を仮払い機で刈取り中の田んぼ。刈り取ったあとは、春に耕起するまでそのままにしておきます。
切り株を刈り取らずにそのままにしてある田んぼ。こちらの田んぼも春に耕起するまでそのままにしておきます。

田んぼと雪の中央アルプス

田んぼからの景色がすっかり冬。
この冬は雪が多いだろうか。
少ない方が生活的にはありがたいが、今年のように水不足になっても困るけど。
それにしても、やっぱりアルプスは雪が似合うな。

古いものが大活躍

今年から借りたビニールハウスの中にあった古い苗箱。
処分しなくて良かった。
いろいろと便利に使っています。

春に地場産直のお店で見つけた超レトロな脱穀機。
今、大豆の脱穀に活躍しています。

 軽トラに藁などを積むときにとても便利。サイズもぴったり。軽くて丈夫で重宝してます。
殻が弾けて落ちた大豆を、苗箱が受けとめてくれています。
 超レトロな脱穀機。なかなかの優れものです。

たくましいキャベツと可愛らしい大豆

最近、野菜たちにちょっと感動させられたことがあります。
まずキャベツ。
夏にキャベツを収穫したあと、畑に残った茎をそのままにしておいたのですが、その茎から脇芽が出て立派なキャベツが収穫できたのです。
味もとても美味しくて、「ありがとね」と思わず声をかけたくなりました。

次は大豆。
天日乾燥させているビニールハウスの中に入った時、なんとも優しい可愛らしい音が聞こえるのです。
ピチッ、パチッ。
殻のはじける音ってこんなに心地良い音だったんだ。
暫くハウスの中で癒されていました。

いもが美味しい

無農薬・無肥料で育てた里いも、さつまいも、ヤーコンを収穫しました。
いもの付き方が少なかったり、大きさがまちまちだったり。
でも、とても美味しい。
密度が濃いというか、味わいが深いというか。
煮たり、焼いたり、サラダにしたり、毎日いもを食べるのが楽しみです。

八名丸という品種の里いもです。塩コショウで焼いても美味しかったです。
ヤーコンです。生のままサラダで食べたらシャキシャキしてとても美味でした。

稲刈り そして秋祭り

今日、風さやかの稲刈りをしました。
雨のため一日延びましたが、快晴のもとで無事完了しました。
昨年収穫した無農薬・無肥料の風さやかの種もみを苗箱に播いたのが4月24日。
そして6月8日に田植えをしてから約4ヶ月。
無肥料のためか、かなり小さな苗。
冬に雪が少なかったことによる水不足。
7月の長雨に8月の猛暑。
心配事が多い日々でしたが、ちゃんと立派に育ってくれました。

今日はちょうど、この地域の秋祭りの日で、夜には花火が上がりました。
風さやかの収穫を、みんなが祝ってくれているようでした。

 何回か強風の日がありましたが、全く倒れませんでした。株は多いもので茎が60本、少ないもので15本と大きなばらつきがありましたが、なぜ大きなばらつきが出たのか検証していきたいと思います。
もしかしたら、ばらつきがあるのが自然なのかもしれませんが。
 この日の夜は秋祭りの打ち上げ花火がありました。この写真は、いなほ農園の田んぼのすぐ近くで打ち上げ花火の準備をしているところです。花火はほとんど真上に上がり、かなり迫力がありましたが残念ながら写真がうまく撮れませんでした。

りんご 初めての収穫

 2年前に植えた1本の「アルプス乙女」にりんごが3個だけ実りました。
無農薬・無肥料でりんごを栽培してみたいと思い、3年前まで田んぼだった所に苗木を植えました。
肥料を全く施さず、農薬も全く使用していませんが、元気に育ってくれました。
 今日その実を収穫し食べてみました。
ちゃんとりんごの味がしている。
ちょっと感動。
来年は何個実を付けてくれるか今から楽しみです。

 草は無い方が良いのか、あった方が良いのか・・ 今年はほとんど草を刈りませんでした。