田植え待ちの景色

 田んぼに水が入って1週間。
田植えまではもう1週間。中央アルプスが水面に映りとてもきれいです。
今年は例年になく水が少なく、1回目の代かきがなかなかできず苦労しましたが、最近の雨で水路の水量が少し増えてちょっとほっとしてます。
 無肥料・無農薬での米作り。
「一緒にいいお米を作ろうね」 ここに来ると、つい田んぼに声をかけたくなってしまいます。

お米の苗、元気に育っています

 4月25日に種モミを播いた苗代の保温シートを今日外しました。
苗の生育状況や気温の具合から、今日あたりシートを外した方が良いかなと考え外すことにしました。
この苗代は無肥料・無農薬3年目です。種モミは昨年収穫した無肥料・無農薬のお米を使用し、播種前の消毒もしていません。
苗箱の床土と覆土には無肥料の土を使用し、肥料(化学・有機どちらも)や農薬は使用していません。
 田植えは6月の上旬にする予定です。
田植え後も肥料や農薬(除草剤も)を一切使用しないで栽培します。
肥料や農薬を否定する考えは全く無いですが、「自分は何も使わないで栽培してみたい」
「何も使わなくても、きっとお米はできるんじゃないか」そんな思いで、3年目の米作りに取り組んでいます。

 お米の品種は「風さやか」と「こしひかり」です。 保温シートを外したあと、鳥避け用のネットを張りました。

無農薬・無肥料の苗代づくり

4月24.25日の2日間、お米の苗代づくりをしました。
4月16日から水に漬けていた種モミを苗箱に播き、苗床用の田んぼに並べ、保温・保湿用のシートをかけました。
 今年は米作り3年目になりますが、昨年までの経験をふまえ「農薬や肥料を使わない米作りのための一つのアイディアを実践してみよう」と考え、一般的な苗代作りとは少し違う方法で取り組んでみました。
 その方法に取り組むために、今回はあえて自動の播種機は使わずに手作業で取り組んでみました。
80枚の苗箱に床土を入れ、そこに種モミを播き土をかぶせ、その苗箱を田んぼに並べシートを掛けるまでに、私と息子、娘の3人で作業し1日半かかりましたが、いろいろな気づきのある充実した苗代作りになりました。

 床土と覆土にはこの土を使いました。化学肥料や有機肥料などは混ぜないで、この土のみを使用しました。
 苗箱にはシートを敷かず、この土を直接入れて平らにならしました。
 その土の上にモミ播き。自動機を使わず手動の道具を使い1枚1枚播きました。播種量は催芽モミで80g位です。
 種モミを播いた上に覆土をしました。これもあえて1枚1枚手で覆土しました。
 播種が完了した苗箱を田んぼの土の上に直接並べました。
 最後に保温・保湿用のシートを掛けました。

種もみの塩水選。そして浸漬開始

 今年も米づくりが本格的にスタート。種もみの塩水選をし、浸漬を開始しました。
昨年収穫したいなほ農園の無農薬無肥料の風さやかと、町内の生産者から購入した無農薬無化学肥料のコシヒカリの種もみを使用。種子消毒もしていません。
育苗に適する種もみを選別するために比重1.13の塩水に入れ、水面に浮いた種もみをすくい取りました。底に沈んだ種もみが育苗に適する種もみです。
 塩水選の後は、種もみに付いた塩水をすぐに洗い流し、真水の入った桶に漬けました。
このまま1週間くらい水に漬けていると、種もみは発芽直前の状態になります。
このあとの様子は、今月25日頃のもみ播きが終了したあとに報告させていただきます。 

 水20ℓに塩5㎏を加えて比重1.13の塩水をつくり、その中に種もみを入れ、浮いた種もみをすくい取りました。
 塩水選で選別した種もみを、1週間くらい真水に漬けます。

畑と桜

今年からお借りした町内の畑。すぐ隣には神社があります。
ちょうど明日は春祭りだとのこと。そのお祭りに合わせるように桜が満開になりました。花びらの色が濃くてとてもきれいです。
今年はこの畑で3種類の大豆をつくります。今日は息子が畝たてをしています。
桜を見ながら畑仕事ができるなんて、ちょっと得した気分です。

欲しかったレトロな除草機

 1年前から探していたレトロな除草機が手に入りました。
有機栽培の米作りをしている方から「あそこの店に行けばあるかもしれないよ」と教えていただき行ってみたら、なんと希望通りのものがあったのです。
しかも値段は1,000円。こんなに安くていいのかとびっくりしました。
 除草剤を使わないで米づくりをするので、除草機は強い味方です。今までアルミの軽い除草機を使っていたけど、どうもしっくりしなかった。
やっぱりこの重量感や歯車の形がいい。
今年の夏はこの除草機を押して米づくり頑張ります。
 


 



じゃがいもを播きました

 昨日、家の近くの畑にじゃがいもを播きました。品種はキタアカリ、メークイン、アンデスレッドなどです。
農薬や肥料を使わないで栽培します。どのような結果になるか楽しみです。
 この畑は、2年前は無農薬無肥料の水田、昨年は排水性を良くするためにクロタラリアというマメ科の植物を栽培した畑です。
今年はこの畑に、トマト、ミニトマト、きゅうりなどを栽培します。

 30cm間隔で3畝播きました。
 生えていた草は畝の中に入れないように取りながら、10cm位の穴を掘り種イモを播きました。

野菜の苗作りをしています

いなほ農園では、今月の17日から野菜の苗作りをしています。
種は、昨年いなほ農園で栽培した野菜から採取したものと、種苗店から購入したものとの両方です。
いずれは、いなほ農園で自家採取した種だけで野菜作りをしたいです。
農薬や肥料を使わないで、苗作りの段階から野菜を育てるにはどのようにすれば良いか
今年は実験的に3種類の作り方をしています。
何とかできる限り多く芽を出し、元気に育って欲しいと祈るような気持ちです。

 春とはいえまだ寒い日も多いので、ビニールシートで覆って苗床を暖かくしています。
野菜作りは息子が頼りです。

もぐら君 ありがとう

今日の天気は雨のち雪、時々晴れ、その晴れの時をねらって家の近くの畑でひと仕事。
この畑は2年半前に1反3畝(13a)の休耕地を借りて、草を生やしたり刈ったりを繰り返し今年から野菜づくりを開始します。
明日は畑全体を耕す予定なので、その事前準備をしました。

畑に来てびっくり。自分より先に畑を耕していてくれたひとがいたのです。
もぐらです。先日見たときは少しだった “小山” が畑全体にあるのです。
思わず土の中のもぐら君に声をかけていました。
「畑を耕してくれてありがとう。」
「でも、もうすぐ野菜を作るから、しばらく活動休止にしてね。」



もぐらの小山がいっぱい。この畑では無農薬無肥料で大豆やカボチャ、チンゲン菜などを作る予定です。
2年半前に借りたときは、背の高い草がたくさん生えていました。

無農薬米の直播栽培にチャレンジ

 今年作付けする5枚の田んぼの内、1枚の田んぼで種モミを田んぼに直接播く直播栽培にチャレンジしてみようと思います。
普通は苗代で苗を作って田植えをするのですが、もし無農薬無肥料の直播栽培でお米が収穫できれば、健康や環境に良いというだけでなく、労力や資材費などの削減もできます。
 雑草対策などに苦労することも多くなると思いますが、その苦労も楽しみながら頑張ってみようと思います。

今年から米作りをすることになった松川町福与の6アールの田んぼ。天竜川の近くにあり中央アルプスがきれいに見えます。この田んぼで無農薬無肥料の直播栽培にチャレンジします。