野菜の苗作り

3月の下旬から無施肥無農薬で野菜の苗作りをしています。
人参など苗を作らずに直播きする野菜もありますが、キャベツ、レタス、ナスなどはトンネルハウスの中で育苗しています。
昨年は、育苗用のポットに種を播いたものと、ポットを使わず畑に作った苗床に直接種を播く2通りの方法で育苗しましたが、ポットを使わない方が生育が良かったので、今年は全て苗床に直接種を播く方法で育苗しています。
今年はどんな生育をしてくれるか、どんな実を付けてくれるか今から楽しみです。

芽が出てきました。草も出てきています。もう少ししたら苗の生育を妨げられないように草取りをします。

脱芒しました

今年栽培する「風さやか」の種モミの脱芒(だつぼう)作業をしました。
モミには、芒(のぎ)というヒゲのようなものがついているのですが、芒が付いていると苗箱に種モミを播くときに絡まって播きにくいので、脱芒機を使って取る作業です。
箕輪町で無施肥無農薬でお米作りをしている方と一緒に、伊那市で30年以上無農薬無化学肥料のお米作りをしている方のお宅に行き、脱芒機をお借りして作業しました。
1週間前に田んぼを起こし、種モミの脱芒も完了し、いよいよ今年のお米作りが本格的にスタートしました。

種モミについている芒というヒゲのようなものを脱芒機で取り除きました。芒を取った種モミはすっきりして気持ち良さそうでした。

田起こしをしました

今日、いなほ農園の田んぼの田起こしをしました。
昨年10月に収穫したあと、刈り取った稲わらを田んぼから全部出して、そのまま耕起をしないで春を待っていました。
今日はちょっと曇っていましたが、温かい春風に吹かれながら無事田起こしを終えることができました。

松川町の部奈という地域にあるいなほ農園の田んぼ。左の前の方に見える白い看板のところは縄文時代の遺跡です。今日は部奈にある4枚の田んぼの田起こしをしました。



梅とアルプスと実験圃場

満開の小梅の向こうに見える中央アルプス。
いなほ農園の部奈の畑から見える景色です。
この景色を見ると、気持ちが癒されて元気が湧いてくるような気がします。

この場所には畑が2枚と田んぼが1枚。
農薬や肥料を一切使わないということは一番の基本ですが、それに加えて、トラクターや田植え機などの機械やビニールマルチなどの資材に頼らない栽培にチャレンジしている いなほ農園の実験圃場です。
昨年の経験をふまえ、今年は一歩でも目標に近づけるように頑張りたいです。

道路のこちら側に約4aの畑が2枚と、約4aの田んぼが1枚あります。梅の老木越しに見える中央アルプスの景色がとてもきれいです。
昨年はこの田んぼで、種もみを直接田んぼに播く直播栽培にチャレンジしました。結果は田んぼ全面にヒエが生えてしまい、稲はほとんど生育しませんでした。今年はその失敗経験をもとにちょっと違う直播栽培にチャレンジする予定です。

冬の田んぼ

いなほ農園の田んぼ越しに見える中央アルプス。
アルプスには雪が良く似合う。
でも今年はいつもの年より雪が少ないような気がする。
田んぼにも雪が全然ない。
というか、今年はまだ一度も田んぼが白くなっていない。
水が心配だな。
と、ついつい心配してしまう。
だけど、もしかしたらこのような年があることも、また必要があるのかもしれない。
自然に順応した生育。
きっと、今年も美味しいお米を元気に実らせてくれるだろう。

稲の切り株をどうしよう

稲わらは田んぼに入れ込んだ方が良いか、田んぼの外に持ち出した方が良いか。
田んぼでできたものは田んぼに返すのが自然のような気もするし、かといって土の中に入れ込むのは自然ではないような気もする。
では、土の中に入れ込まないで、土の上に置いたままにしておけば良いだろうか。
でもそれでは田植えをするのに支障がある。
・・ と、いろいろ考えたが、今年は稲わらを全部田んぼの外に持ち出した。

次に考えたのが切り株について。
土の上に出ている部分は刈っておいた方が分解が早いような気がする。
しかし、そこまでする必要はないような気もする。
・・ということで、4枚の田んぼの内1枚だけ仮払い機で刈ることにした。

稲わらや稲の切り株のこと以外にも、どうすることが最も自然なことなのかと考えることが多い米作り。
きっと、ちょうど良いところがあると思うので、そこにたどり着くまで試行錯誤しながら、そして楽しみながら米作りをしていこうと思う。

切り株を仮払い機で刈取り中の田んぼ。刈り取ったあとは、春に耕起するまでそのままにしておきます。
切り株を刈り取らずにそのままにしてある田んぼ。こちらの田んぼも春に耕起するまでそのままにしておきます。

田んぼと雪の中央アルプス

田んぼからの景色がすっかり冬。
この冬は雪が多いだろうか。
少ない方が生活的にはありがたいが、今年のように水不足になっても困るけど。
それにしても、やっぱりアルプスは雪が似合うな。

古いものが大活躍

今年から借りたビニールハウスの中にあった古い苗箱。
処分しなくて良かった。
いろいろと便利に使っています。

春に地場産直のお店で見つけた超レトロな脱穀機。
今、大豆の脱穀に活躍しています。

 軽トラに藁などを積むときにとても便利。サイズもぴったり。軽くて丈夫で重宝してます。
殻が弾けて落ちた大豆を、苗箱が受けとめてくれています。
 超レトロな脱穀機。なかなかの優れものです。

たくましいキャベツと可愛らしい大豆

最近、野菜たちにちょっと感動させられたことがあります。
まずキャベツ。
夏にキャベツを収穫したあと、畑に残った茎をそのままにしておいたのですが、その茎から脇芽が出て立派なキャベツが収穫できたのです。
味もとても美味しくて、「ありがとね」と思わず声をかけたくなりました。

次は大豆。
天日乾燥させているビニールハウスの中に入った時、なんとも優しい可愛らしい音が聞こえるのです。
ピチッ、パチッ。
殻のはじける音ってこんなに心地良い音だったんだ。
暫くハウスの中で癒されていました。

いもが美味しい

無農薬・無肥料で育てた里いも、さつまいも、ヤーコンを収穫しました。
いもの付き方が少なかったり、大きさがまちまちだったり。
でも、とても美味しい。
密度が濃いというか、味わいが深いというか。
煮たり、焼いたり、サラダにしたり、毎日いもを食べるのが楽しみです。

八名丸という品種の里いもです。塩コショウで焼いても美味しかったです。
ヤーコンです。生のままサラダで食べたらシャキシャキしてとても美味でした。